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安倍外交の失敗。 [Argentina 2017]

以下のニュースを読んで欲しい。
問題は中盤部分だ。慰安婦問題「韓国は誠意を」に関わる部分だ。



予算成立に全力、解散考えず=慰安婦問題「韓国は誠意を」―安倍首相 時事通信 1/8
 
 安倍晋三首相は8日放送のNHKの番組で、衆院解散・総選挙について「(2017年度)予算の早期成立に全力を尽くす。その間、解散の『か』の字も頭に浮かばないだろう」と述べ、早期解散を改めて否定した。
 また、「今の仕事に全力を尽くすことに頭は全て占められている。それはしばらく続く」とも強調した。首相の発言は6日に収録された。
 首相は韓国・釜山の日本総領事館前に新たに設置された慰安婦を象徴する少女像について、「(15年末の日韓合意に基づき)日本は10億円の拠出を既に行った。次は韓国がしっかり誠意を示していただかなければならない」と述べ、撤去を求める考えを強調。韓国で年内に大統領交代が予想されることも踏まえ、「政権が代わろうとも実行することが国の信用の問題だ」と述べた。
 日ロ関係では、プーチン大統領と協議開始で合意した北方四島での共同経済活動について「間違いなく平和条約の締結に向けてプラスになる。4島の帰属を解決して平和条約を結ぶ道筋の中に共同経済活動がある」と意義を強調した。
 南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣している陸上自衛隊部隊に関しては、「PKO参加5原則が守られていても、安全を確保して活動を満足に果たせる状況でなくなれば、ちゅうちょなく撤収したい」と語った。 

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韓国を責めるより自国の自身の外交のマズさを反省すべきなんじゃないだろうか?

世界を目撃者にして正式に事実を認め、謝罪し、補償金を支払えば終わったろう話を、韓国政府筋と"密室談義とも呼べる合意"を取り付けて(韓国)国内問題を相手任せにしてしまったことのツケに他ならない。

これは問題をできるだけ曖昧な形で処理しようとした95年から始まった"アジア平和国民基金"と同じく、いや、それ以下の発想でと言ってよく、まったく当時の経験が活かされていないことによる。

さらに言えば、そもそもどんな形であれ、責任を認めて謝罪・補償をすることと、慰安婦記念碑の撤去とは寧ろ相反する行為でしかない。事実があったと認めるなら当然、犠牲者の記念碑を撤去するのではなく、寧ろ、日本政府がそれを建立すべきであったりするはずだ。その辺の問題理解の仕方もおかしいとしか言えない。
日本政府が然るべき韓国国内の場所(神社・仏閣等)に、慰安婦の碑を建てることを提案して、結果的に大使館前の碑を移設するとかそういう形で処理されるべきものだ。
日本国内問題と同じように、国民の合意不在で、密室談義で解決が図れると踏んだところにそもそもの問題がある。

今さら10億円払ったのだからそれはおかしいと文句を言ってみても始まらない。
そもそもが世界に向けて、日本政府はちゃんと事実を認め、謝罪し、補償金を支払い誠意を尽くしましたよ、と発信してみせる必要があるのだ。
その為のお膳立てさえ必須なのだ。
これはもはや2ヶ国間問題ではないというのに、そこにも読み違えがある。

以前にも書いたが、日本政府は戦後これまで一度足りとも独自外交を繰り広げた経験がない。
すべて主に米国の、或いは国際社会の動向に合わせて、いずれかに従うような形で外交を執ってきた。だから本当に外交音痴なのだ。
外交の何たるかを、トランプ氏と同程度にしか理解していないだろう。

しかも首相は安倍晋三だ。よりにもよって、もっとも低能で幼稚な首相だと言っていい。
そしてさらに同類と呼ぶしかない国民の群れだ。

この問題で韓国を責めることは容易い。誰にでもできる。けれど問題の本質はそこにはない。
日本政府がこれらの問題と真摯に向き合わない限り、この問題は決して解決しないのだ。
しかしこの後に及んでも安倍晋三の外交失策を取り沙汰する声はあまりに小さい。。。

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